top of page

DeiDei exhibition ( 2025 )

工芸展、DIALOGUE KYOTO 2024に出展された陶食器ブランド「泥々」のブースデザイン。
泥々が手掛けるのは日々の暮らしに寄り添う陶食器。伝統の美濃桃山焼の技術を駆使したその手仕事は、あたたかみがある一方で作品としての”強さ”を持ち、その品性をどのように引き立てプレゼンテーションするのか、その提案が求められた。
会場はホテルの客室という制約の多い空間であったため、既存のプランを利用して訪れるゲストと作品との距離感を定め、内装との調和を図ることに重きを置いた。
雛壇状の什器は木工指物作家の當眞嗣人氏協力のもと制作。厚さ15mmのナラの無垢材で天板と脚だけで構成されたディテールが緊張感を生み、ナラの清涼感が陶器のおおらかな表情を引き立てる。
浴室や洗面室には色が濃く艶っぽいウォルナット材を天板とし、水回りの空間と親和性を持たせた。
特別に加えるエッセンスは限りなく限定し、指針を絞って研ぎ澄ませる。その事により主役である作品を引き立てることを目指した。

Client 株式会社 岐々志

Woodworking  當眞嗣人 

  • Instagram

©2025 SAHORI OHSAWA Architects

bottom of page